西川魯介先生の新境地?「まかない君」に出てくるメニューを作ってみたというそんだけの話です。
作品内容を一応説明しておくと、親戚女子3名と同居することになった「まかない君」(上の表紙の眼鏡男子)が全員分のお食事を作るという漫画です。ググると検索候補に「まかない君 打ち切り」とか不穏な言葉が出てきますがWeb版は最終更新日が先月末で、下記リンクから最新話も含め数話読めます。
完成品お料理の絵はそんな美味しそうじゃないんですが(すいません)作成行程がきちんと詳細に書いてあり、手料理好きとしては「作ってみたい!」と思わせられる内容になっている。ように感じます。私は「きのう何食べた?」のレシピも何度も作っているので「まかない君」レシピも試さずにはいられませんでした。
というわけで1巻2話に出てくる玉子の黄身の醤油漬けと白身焼きを作ってみた時の写真です。
まず前日の夜のうちに玉子の黄身を漬けます。上の黄色い液体は白身ちゃんです。作中では醤油と麺つゆ半々くらいの漬け液を使用していましたが今回は玉子かけご飯用醤油と麺つゆにしました。
「まかない君」では白身を焼くだけではなく干し小エビを入れて彩り良くしてるのですが、この日我が家にはそんなモンなかったので代わりにプリキュアふりかけのサケを入れて海産風味赤色を足しました。写真だと赤みがブッ飛んでるのでそこまで分かりませんが……食べ物綺麗に撮れるiPhoneアプリって何なんすかね。やっぱインスタグラム使うのがいいんでしょうか。
プリキュアふりかけ入れるとか適当なアレンジしてますがまあ順当においしかったです。
このレシピで感動したのは、今更ですが「タマゴの黄身だけ使う料理を作った場合、余った白身をどうするのか問題」への一つの解が提示されたことですね。ググれカスって感じなんですが今までちゃんと調べたことなかった。メレンゲしか思い浮かばない上にただ白身焼いただけじゃなあ……って思ってたので「干し小エビを入れ、グリンピース入りあんをかけて彩り良く」というアイデアは大変素晴らしく感じます。
あと「まかない君」は割と頻繁に「片栗粉を使うメニュー」が出てくるので片栗粉余らせ気味な私としては参考になり助かります。その他、作中に出てくるテクニックで有用だったのはカレー作るとき缶詰の豆ぶっ込んで豆ご飯にすることですね。カレーも一回作ってみました。おいしかったです。
「いつもの魯介テイスト小ネタ」が発揮されてるのが主に食事中の小咄か額縁の文言くらいしかないので大衆への迎合か?と思いましたけど後書きを見るに、まあやっぱ意図的にそうしてるみたいですね。
でも喰ってる時のエロティック描写は料理中のほのぼのさと差があり過ぎるのでやや戸惑います。魯介先生作品としては別に普通なんですが……。